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ピアノ大人や初心者でも独学で上達可能?独学のメリットとデメリット

ピアノを始める際に教室に通うか、独学にするか悩む人は多いと思います。

もちろんどちらにもメリットデメリットがあります。
各個人優先することは違いと思いますのでよく考えてから決めるのがいいと思います。

そんな方のために今日はピアノを独学で学ぶことのメリットとデメリットを紹介していきたいと思います。

こちらの記事を読んで自分に合ったピアノの学び方を選んでみてください。

ピアノは独学でも上達できるのか

まずピアノは独学でも上達することができるのかという疑問があると思います。

結論から申しますとピアノは独学でも上達することができます。

今はインターネットやYouTubeでピアノの独学のやり方を見ることができる時代です。

これらの情報を見ながら地道に努力を続けたら独学で上達することは可能だと思います。

よくYouTubeの動画を見ていると、独学でピアノを学んでいてここまで、弾けるようになりましたという方がいます。

そのような方は自分で本屋に行ってピアノの書籍や楽譜を買ってきたり、インターネットで調べたりして、ピアノを学んでいます。
またピアノを弾けるようになりたいという情熱と根気があります。

このように行動力があり、ピアノにかける情熱と根気があれば、独学でもピアノが上達することは可能です。

独学でピアノをするメリット

さてピアノは独学でも上達できることが分かったところで、ここからは独学でピアノをする時のメリットを4つご紹介したいと思います。

お金が教材費だけで済む

教室に通うと月謝がかかります。各教室値段は様々ですが、大体月に1万円はかかるところが多いです。

それらは毎月教材費とは別に支払うことになりますので、年間で数十万円はお金がかかります。

教室によっては入会金がかかる教室もあります。
入会金は入会の際に1回だけ支払うお金で、大体3~5千円かかるところが多いです。

そして通いたい教室が、自宅に近いところにあるとは限りませんので、通う場合は交通費もかかります。

また教室によっては年に1回は発表会を開催してるところが多いと思いますので、発表会に参加する場合は参加費も払うことになります。

しかし独学でピアノをする場合はこれらの費用はかかりません。

お金がかかるとすれば書籍や楽譜くらいでしょう。
楽譜は2千円くらいで購入できるものがほとんどなので、かなり支出を抑えることができます。

時間の制約がない

教室に通う場合は、先生の都合を確認して、自分の予定と合わせて、レッスンに通う必要があります。
また教室までの移動の時間もかかります。

大人になると学校、仕事、家事などで忙しい人が多いので、レッスンの時間に予定を空けられない人も多いです。

独学でピアノをやる場合、決められたレッスンの時間があるわけではありませんので、自分の都合のいいときに練習することができます。

通う必要もないので自宅にいながら空き時間にピアノを練習できるので、自分の都合に合わせて練習することができます。

弾きたい曲だけを弾くことができる

教室によっては使用教材やカリキュラムが決まっていて、曲を自由に選べないことがあります。

必ずしも自分の弾きたい曲だけを弾かせてもらえるとは限らないです。

これはその教室の先生が、生徒のピアノの上達を第一に考えているからということでもあります。

ピアノを独学でやりたいと思う人は、この曲が弾きたいから、という人が多いと思います。
このような人は好きな曲が弾けないことで、ピアノを楽しめなくなってしまう事もあります。

独学でしたら教室の規約に縛られることなく、好きな曲や弾いてみたい曲、教材まで自由に選ぶことができます。

自分のペースでピアノができる

これは独学の最大のメリットといっていいかもしれません。

教室に行くと先生から「来週までにこれをやってきてね」など宿題を出されることもあります。

これはモチベーションを維持する際にはメリットになります。

しかし学校、仕事、家事で忙しい方はこれがプレッシャーになってしまうこともあるのです。

明日レッスンなのに「宿題で出されたことができてないな~」と思うと、レッスンに行くのが嫌になることもあります。

独学でしたらこのようなことはないので、マイペースに練習を進めることができます。

先生との相性の悪さで悩むことはない

ピアノ教室に通う場合は先生と1対1のレッスンが基本となります。

先生もいろいろな性格の方がいるので、自分と相性のいい先生と巡り合えるかは保証できません。

私は小さいころからピアノを習っている先生がいたのですが、大人になるにつれてその先生との相性の悪さを感じるようになりました。
ピアノの指導の仕方にも疑問を感じたので大学3年生の時に自分から教室を退会させてもらった経験があります。

今はいろいろな先生の体験レッスンを受けて指導方針や人柄が尊敬できる先生に巡り合えました。

このように自分と相性のいい先生を見つけるのは苦労します。

独学でしたら先生との人間関係や先生に対する礼儀などで悩む必要はなくなります。

独学でピアノをするデメリット

ここまでは独学のメリットを紹介してきました。

ピアノ教室に通うと、独学でピアノをする時のメリットはなくなります。

だからと言ってピアノ教室に通うことが悪いわけではありません。

なぜならこれから紹介する独学でピアノをする時のデメリットは、ピアノ教室に通うことですべて解決することができるからです。

ここからは独学でピアノをする時のデメリットをご紹介したいと思います。

ピアノを弾くときに変な癖がつきやすい

ピアノを弾くときのフォームや手の形など指摘してくれる方がいないので、どうしても変な癖がつきやすくなります。

スポーツと同じでピアノにも正しいフォームや打鍵の方法があります。ピアノを弾く際、外見からではわかりずらい筋肉を使うので、なかなか客観的に見ただけでは、わかりにくいところがあります。

私もピアニストの演奏を見て弾き方などをいろいろ試行錯誤していますが、客観的に先生に見てもらわないと、気づけない部分はたくさんあるなと実感しています。

実際に先生に自分の手や腕を持ってもらったりして弾くことで、ここが間違ってたんだなと気づくことができます。

独学ではこのように指摘してくれる先生がいないので、変な癖がつきやすくなります。

情報が多すぎて遠回りする可能性がある

書籍やインターネットには様々な、ピアノ上達の方法が溢れています。

この情報が溢れているがゆえに、インターネットには間違った情報も数多く記載されています。

インターネットで情報収集をする際は、情報があまりに多すぎてどの情報が正しいのかわからなくなるのです。

こちらの情報では正しいと言っていたことが、こちらでは否定されているということが多々あります。

このような状況だと、どの情報を信じていいのかわからなくなり、迷いが生じます。

また自分がこの情報は正しいと思って実践していたことが実は間違いだったということもあるのです。

このような状況だとなかなか練習が進まずに、ピアノが上達するのに遠回りしてしまう可能性があるのです。

しかしピアノ教室に通うとこの迷いは解消されます。

迷った時はいつでも質問できますし、ピアノの先生は音楽を専門的に学べる音楽学校を卒業している方が多いのです。

なのでネットにあふれている間違った情報を生徒様に伝えることはありません。

これにより遠回りすることなくピアノが上達できます。

モチベーションを維持するのが難しい

独学でピアノをする場合モチベーションを維持するのが難しいです。

教室に通うと定期的に先生にに演奏を見せたり、一緒にピアノを頑張ったりしている仲間が身近にいるので、モチベーションが維持しやすくなります。

私は月に2回レッスンに通っていますが、やはりレッスンに通わないと、ピアノの練習をついさぼりがちになってしまいます。

レッスンに通うことで2週間後までに注意されたことを直すという目標もできます。

また2週間で次のレッスンがあるという期限も付きますので、モチベーションがあがります。

みなさんも締め切りがあると、やらなければならないという気持ちになり、仕事がはかどるという経験があるかと思います。

独学だとこのようなことがないのでモチベーションを維持するのが難しいです。

演奏の何が間違っているのか気づけない

教室で先生に練習した曲をみせると、間違ったことはすぐにその場で指摘してくれて直すことができます。

しかし独学の場合は、間違っているということに気づけない可能性が高いです。

私も自分の譜読みで音の間違えを先生に指摘されることがよくあります。自分では間違ってないと思っていても、客観的に見てもらうと、このような間違いは多々あるのです。

また演奏の仕方や音色など、自分ではいい感じに弾けていると思っても、先生が実際にお手本を弾いてくれると、自分の間違えにすぐに気づくことができます。

なにより演奏の仕方もそうですが、先生の綺麗な演奏を生の音で近くで聴けることが、いい演奏をする際に一番勉強になります。

個人にあった指導が受けられない

ピアノをやる方はその目的や演奏したいジャンルは人それぞれです。

書籍やインターネットは不特定多数の方に向けてつくられていて、個人に合わせてつくられたものではありません。

このため初心者の方はどれが自分のレベルに合っているのかが判断することが難しいです。

いきなり自分のレベルには高すぎる情報に手を出してしまい、挫折してしまう可能性もあります。

教室に通うと、初心者向け、中級者向け、上級者向けと先生が各個人に合った指導をしてくれます。

そのため自分にはこのレベルは合ってているのか、という疑問で悩むことはなくなります。

まとめ

ここまでピアノを独学でする際のメリットとデメリットをご紹介してきました。

大人や初心者の方でもピアノを独学で習得することは可能です。

この記事で言いたかったことは、独学もピアノ教室もどちらもメリットとデメリットがあるということです。

また各個人ピアノに対する思いというのは、それぞれだと思いますので、自分に合ったピアノの学び方を選択すればいいと思います。

最後に独学が向いてる人とピアノ教室が向いてる人をまとめてみたいと思います。

独学が向いている人

・マイペースにピアノを学びたい
・お金をできるだけかけたくない
・時間がないので隙間時間に練習できればいい
・自分の好きな曲を数曲だけ弾きたい
・先生との相性や人間関係がめんどくさい

ピアノ教室が向いている人

・お金や時間に余裕がある
・遠回りせず、最速最短でピアノが上達したい
・変な癖をつけたくない
・モチベーションを維持できる自信がない
・長くピアノをしていきたい
・ピアノを一緒に頑張っている仲間がほしい
・先生の生の音を実際に聴いてピアノを学びたい
・色々わからないことを先生に質問したい

この記事を参考にしてぜひ自分に合ったピアノの学び方を考えてみてください。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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