レッスン

大人の生徒さんがピアノを習う際に気をつけて欲しいこととは?

こんにちは。須藤ピアノ教室主宰の須藤広大と申します。

今回は大人の生徒さんがピアノを習う際に気をつけて欲しいことを書いていきたいと思います。

こちらを読むことでピアノを習う際にどのようなことに気を付ければいいかわかると思いますので、ぜひ読んでいってください。

基礎を飛ばして弾きたい曲だけ弾く

大人の生徒さんの場合、この曲が弾きたいと思い、ピアノを始める方が多いです。

その場合、いきなりその弾きたい曲をやってしまう方がいます。

その曲だけしかやらないのならそれでいいと思いますが、その曲を含め今後いろいろな曲を弾きたいのであれば、やはり基礎からしっかり学ぶことが大切です。

例えば5年間ピアノを続けているとします、5年間音の出し方や打鍵の方法などの基礎練習を飛ばして、弾きたい曲だけ弾いてる方と、基礎をみっちり1~2年やってから難易度順に曲をこなしている方とでは、後々どちらがピアノが上達するでしょうか?

それは1~2年きちんと基礎をやっている生徒さんです。

基礎練習を飛ばして弾きたい曲を弾いている方は、はやく憧れの曲に取り掛かれるという点ではモチベーションは上がるとは思いますが、後々難しい曲を弾こうと思うと技術が足りず、弾くのに限界が来る方が多いです。

そういう方は限界が来てから、奏法を変えたいと思う方が多いです。自己流の弾き方が染みついてから、脱力を意識した奏法に変えるのは、まっさらなピアノ初心者の方よりもかなり時間がかかります。

後々そうなるなら、初めから弾くことを焦らずに脱力や音の出し方をしっかり学んだほうが、長い目で見たときは近道になります。

やはり一度ついた癖を直すのは1から地道に基礎を学ぶよりも難しいってことですね。

簡単な曲を飛ばす

大人の生徒さんは音符を読んだり理解力があるがゆえに、弾き急いでしまう傾向にあります。

音符を読んで弾くだけなら大人の生徒さんはとても速く弾くことができるようになります。

それは理解力があるからです。しかしピアノの奏法は理解力があっても、実践するのはやはり時間がかかります。

本来幼児の子が何十年もかけてじっくりピアノの弾き方を学ぶのに対し、大人の方はそれを1~2年でやります。それだけでもかなりのショートカットなのに、弾き急ぐあまりどんどん難しい曲に飛んでいっては、奏法を学ぶ時間が無くなってしまいます。

ピアノの奏法というのは、弾くのに余裕のある簡単な曲でしか学ぶことは難しいです。難しい曲では弾くのに精一杯で奏法にまで気を遣うことができないのです。

ですので大人の生徒さんでも簡単な曲から一つ一つピアノの奏法をマスターしながら簡単な曲から順番に学んでいったほうが、長い目で見たときの上達はやはり速いです。

音符が読めて弾けたからとどんどん進んでいくと後々つまずくことになるので、音を読んで弾けたとしても、その曲に合った奏法をある程度習得できるようになるまで続けた方がいいでしょう。

まとめ

大人の生徒さんがピアノを習うならとにかく焦らないことです!

今の現状を見るのではなく先を見据えた練習やレッスンを受けることをおススメします。

先を見据えるとは、きちんと順序を守りながら上達していくことです。

まずは弾きたい曲があったとしても焦らず、その曲が弾けるようになるような基礎力を身に着けることが大切です。

そのためにはまずはとても簡単な曲から、一つ一つの音を確認し、きちんと打鍵後に力を抜き、手首を柔らかく使えているか、常に確認しながら進んでいってください。

焦らず地道に基礎力を身に着けていけば、数年後には弾き急いで進んでいった方々を追い抜くことができると思います。

ピアノを学ぶにはうさぎの精神よりも、地道に一つずつ進んでいくカメの精神で学ぶといいと思います。

弾き急いでしまった結果、後から奏法を直したいという方をたくさん見ていますので、そのような方が増えないようにこの記事を参考にしてくださると嬉しいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

レッスン動画

須藤ピアノ教室では大人の生徒さんでも、脱力を意識したレッスンをさせていただいておりますので、是非ご覧になってください(^^)

 

 

群馬県高崎市須藤ピアノ教室

国立音楽大学大学院修了講師の高崎市のピアノ教室です。こちらは絶対音感のBASICコーチ認定校です。各生徒様の目標に合わせて基礎を大切に、レッスンを行っております。子供の方は4歳から、大人の方は初心者から専門的な方までレッスンさせていただいています。無料体験レッスンも受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

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