2020年12月10日(木)にオンラインでかすみミュージックスクールピアノ指導カレッジⅡの第3回目のセミナーを受講しました。
第3回目は主に4歳からのピアノレッスンⅠという題材でのセミナーでした。
使用教材は「まいぴあの①」や音楽カード、音楽ノート2段を使っていきます。
それではその具体的な内容と感想をまとめていきたいと思います。
使用教材の特徴
今回の第3回目のセミナーで使われた主教材は「まいぴあの①」です。
これまでは「ぷれ」という教材を使っていました。「ぷれ」では楽譜を読んでいくというよりも、子供用に楽譜を見やすくしたぷれリーディング譜によって教材が書かれていました。
またこの「ぷれ」では子供が音楽を楽しむのを一番の目的に書かれていました。
しかしこの「まいぴあの①」からは「ぷれ」ではなくきちんと楽譜を読む能力を付けていくことを目的としています。
また弾くときの姿勢や脱力など、ピアノを本格的に弾くための能力をまんべんなくつけていきます。
まいぴあの①の使い方
使い方は主にこの教材を買っていただくと最初にページに書いてありますので、そちらを参考にするのが一番いいと思います。
今回はセミナーで習った音符とリズムを確実に読むための進め方に重点を置いて解説していきます。
この「まいぴあの①」では「ド~ソ」までを確実に読み、リズムは全音符、付点2分音符、2分音符、4分音符、8分音符までを学習します。
新しい音が出てきたら、その次のページには必ず音を書く練習をするページがあります。
このページの使い方がとても大事で、例えば「ド」の音が出てきたらそれを5線に書きます。
そしてその下に鍵盤の絵があるので、どこの「ド」かしるしをつけます。
その後は自分でピアノで弾いて一つ一つの音符を確実に覚えていきます。
この丁寧な導入で確実に楽譜を読める子を育てていきます。
またリズムも新しいのが出てきたら、最初にまずリズムの長さに合わせて言葉を考えます。
全音符なら「べーたり」というように、4拍分になるように言葉を当てはめます。
そしたら今度は全音符のリズムを手をたたきながら「べーたり」と言います。
次は足踏みをして「べーたり」と言います。その次は足踏みと手をたたきながら「べーたり」と言います。
最後にピアノを弾きながら「べーたり」と言って全音符の長さを確実に覚えていきます。
リズムに言葉を当てはめる理由は「1,2,3,4」とリズムを一つ一つ刻む子供を育てたくないという、強い思いからこのようにしたそうです。
「べーたり」だとリズムを刻むことはないですよね。
このようにして音符の読みと鍵盤の位置とリズムを、一つ一つ丁寧に学んでいくのが「まいぴあの①」です。
こちらの教材が気になった方は、購入して実際に見てみることをおススメします。
まとめ
今回の第3回目のセミナーでは「まいぴあの①」という教材を使ったセミナーでした。
この教材は音符の読み、鍵盤の位置、リズムの長さを覚えることに重点を置かれています。
とてもひとつひとつ丁寧に考えられて作られているので、無理なく進められてとてもいい教材だと思いました。
絵も曲もいろいろなジャンルのものが入っていて、子供が曲を楽しみながら進んでいけるのも、とてもいいと思いました。
今回もとても勉強になるセミナーでした。
これからもどんどん勉強していけたらなと思いました。
ここまで読んでくださりありがとうございました。