2021年1月28日(木)にオンラインでかすみミュージックスクールピアノ指導カレッジⅡの第4回目のセミナーを受講しました。
第4回目は主に4歳からのピアノレッスンⅡという題材でのセミナーでした。
使用教材は「まいぴあの②」や音楽カード、音楽ノート2段も使っていきます。
それではその内容と教材の使い方や重要な項目をご紹介します。
ピアノを弾くために必要な筋力をつける体操をする
5歳程度の子供にとって、鍵盤の重さに耐えながら、正しい手の形にすることは大変難しいことです。
これをピアノの鍵盤を使って鍛えようとすると、多くの時間がかかるだけでなく、かえって悪い指の形になってしまったり、肩をあげて弾くなどの悪い姿勢につながってしますことがあります。
いったんピアノから離れて、子供と一緒に体操することが大切です。
体操のやり方をご紹介します。
グーパー体操①
手を思いっきり広げながら、前方に両手を突き出します。指先までしっかり開きましょう。
腕の力を緩めながら両手を身体に引き寄せます。手はグーにします。それを交互に素早く繰り返します。
グーパー体操②
手のひらをうえにして、手の力を緩めた状態で、前方に両手を突き出します。
親指を外側にした状態で手をグーにしながら、力を入れて両手を身体に引き寄せます。それを交互に素早く繰り返します。
こちらの体操はテキストでもっとわかりやすく図解付きで解説されていますので、そちらを参照することをおススメします。
休符の理解
まいぴあの①までは基本的に休符は出てきませんでした。しかし音符はたくさん出てきました。
全音符、付点2分音符、2分音符、4分音符、8分音符までのリズムを学んだと思います。
まずまいぴあの②に入る前にそのリズムの音価を理解しているか確認してください。
リズムの確認が済んだら4分休符から教えていきます。
P10ページで4分休符を理解します。
ひとつづつのリズムを順番に実践していきます。
①リズムを言いながら手をたたく。
②足踏みしながらリズムを言い、手をたたく。
③リズムを言わないで、足踏みをしながら、手をたたきましょう。
④同じリズムを繰り返して叩く。
この4つの行程をへて4分休符を理解していきます。
そのあとP15ページで2分休符、P16で全休符を教えていきます。
絶対的読譜と相対的読譜
この項目はまいぴあの②でかなり重要な項目になります。
この項目では絶対的読譜と相対的読譜を同時に育てていくことが大切です。
まず絶対的読譜とは、楽譜の音符をみてその音を前の音と結びつけずに単体で読めることをさします。
一方相対的読譜は、前の音から1度上がる、2度上がる、3度上がるなど前の音を手掛かりに音を比べて読んでいくことです。
P20ページから相対的読譜を勉強していきます。絶対的読譜はまいぴあの①からまなんできてるのでそのまま勉強を続けるといいでしょう。
ハ長調の練習
P28から音階の練習に入ります。まずはハ長調からです。
テキストにのっている毎日の練習を順番にやります。
①片手ずつ弾く。
②両手で弾く。
③2回3回と繰り返して弾けるようにする。
このような手順でハ長調の音階を教えていきます。
ハーモニーをイメージする
P34からはハーモニーを学びます。
音楽を通しⅠ・Ⅳ・Ⅴ7を体感します。
曲に合わせて地祇のイメージで体操します。
①Ⅰ・・・安定、落ち着いている、ホッとする
②Ⅳ・・・広がりを感じる、解放される、進む
③Ⅴ7・・・ぞくぞくする、ハッとする、緊張感を持つ、身体に力を入れる
どんな感じがするかを聞きながら、ハーモニーの違いを身体で表現します。
ラ、シ、ドの音を覚える
P44、P45、P50でラ、シ、ドの音を覚えます。
ラ、シ、ドの音を音楽ノート2段に書いて覚えていきます。
1の指を広げる練習
P56で1の指を広げる練習をします。
鍵盤に手を置いて一の指を動かして広げる練習をします。
P57で1の指を広げる練習を曲を使って行います。
まとめ
今回は第4回目のセミナーで学んだ「まいぴあの②」の進み方や使い方をご紹介しました。
この教材で学べることをまとめると
①ピアノを弾くための筋力をつける
②休符を学ぶ
③絶対的読譜と相対的読譜で楽譜を読めるようにする
④ハ長調の音階を弾けるようにする
⑤Ⅰ、Ⅳ、Ⅴ7のハーモニーを理解する
⑥ラ、シ、ドの音を覚える
⑦1の指を広げる
主に以上の項目を学ぶことができます。
学びたいことが順序良く並べられていて、とても使いやすい教材ですので、これからも使っていきたいと思いました。
今回のセミナーで「まいぴあの②」の具体的な使い方も学べてとてもよかったです。
これからもどんどんピアノ指導の勉強を続けていきたいと思いました。
まいぴあのの教材が気になっている方に、少しでも参考になってくれればうれしいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。