本日2020年12月10日にかすみミュージックスクールリトミック指導カレッジⅡの第3回目のセミナーをオンラインで受講しました。
こちらのリトミックは主に、ピアノにつながるリトミックに重点を置いているリトミックです。
本日のセミナー内容の主な項目は2歳児のリトミックになっております。
主には「音感訓練の準備、身体でビート、拍感を感じられる子に」という内容のセミナーでした。
それではセミナーではどのようなお話があったのかをご紹介していきたいと思います。
2歳児のイヤイヤ期について
2歳児になると様々な身体的特徴があらわれます。
・基本的な運動能力の発達
・二語文がしゃべれるようになる
・「第1の自我}の拡大
・物の違いが分かる(色や形、大きさ)
この4つが主な特徴になります。
基本的な運動能力の発達とともに、だんだん複雑なことができるようになります。
また二語文が話せるようになることで、表現力、理解力が増していきます。
何でも自分でやりたがりますが、うまくいかないので、かんしゃくを起こしやすい時期でもあるそうです。
2歳児は言葉もだんだんわかってきて、自分の思いを伝えたりできるようになり、それが自己主張につながります。
それは自然な成長のあかしなのですが、その過程をわかっていないと「なんでうちの子はわがままなんだろう」と悩み、
お母さんのゆとりがなくなってしまうそうです。
例えばお菓子が3つあったとしても2歳児の子供には、ひとりひとりに配るということはできないのです。
お菓子が3つで2人なら自分が2つで1つはあげるという段階を経て、他の子にも配れるようになるということです。
まずは子供の行動を認めることが大切です。というお話をしてくださいました。
この話を聞いて2歳児の主な特徴を理解することができました。
なかなか身近で2歳の子供と接することは少ないので特徴を理解することができてよかったです。
2歳児への声掛けの仕方
リトミックでの2歳児での声掛けでは想像力を膨らませる声掛けが重要です。
それは絵を見てどのように想像するかを一緒に考えてみることです。
まずは大きなあるイメージの絵を見せます。
そして、「これってどんな絵?」「どんな風に感じる?」と問いかけます。
子供たちの前にはなにかぽよよんとした大きな絵があります。
そこで、「何かぽよよんとしてるね~」「揺れてみようか~」など絵からイメージさせて、それを自分の体で表現するようにします。
視覚的な刺激と聴覚的な刺激、そして身体的な刺激の3つを同時に行うことで、脳より深いところに刻まれます。
自分も子供の気持ちになって、一緒に想像して、楽しむ事が大切なんだなと思いました。
2歳児への声掛けの仕方も詳しく教えていただいてとてもイメージがわきやすかったです。
2歳児クラスの主なリトミック内容
2歳児のリトミックの主なレッスン内容は以下の通りになります。
時間 | 項目 | 内容 |
3分 | あいさつ | 「はじまりのうた」を歌う |
5分 | 歌あそび | 「こんにちは、さようなら」を歌う |
10分 | 体感 | 揺れる、足踏み、歩く |
5分 | 楽器の音あて | 鈴、太鼓 |
5分 | どうぶつごっこ | うさぎ、ぞう |
3分 | 鑑賞 | モーツァルト「トルコ行進曲」 |
2分 | あいさつ | 「さよならのうた」を歌う |
5分 | おまけ | 色を覚える、ボールを転がす |
こちらのレッスンの詳しい内容はこちらの本に書かれていますのでこちらをご参照することをおススメします。
リトミックは即興演奏が前提ですのでこちらの本に載っている楽譜は最初の4小節くらいしか載っていない曲が多いです。
こちらのリトミック指導カレッジに参加すると曲が最後まで乗った楽譜がもらえます。
まとめ
ここまでかすみミュージックスクールリトミック指導カレッジⅡの、第3回目のセミナーの主な内容をご紹介してきました。
2歳児さんの特徴だったり、リトミックのやり方だったり、声掛けの仕方だったりを、詳しくご説明してくださってとても勉強になりました。
このようなリトミックは、大学ではなかなか勉強できないので、自らセミナーに参加して勉強するしかないと思っています。
今まで勉強してこなかった分野なので、毎回のセミナーでは勉強になることばかりで、とても価値のあるセミナーでした。
これからも勉強を続けていきたいと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。